皆様がお持ちのよくある質問やよくある疑問にお答えするコーナーです.


パラグライダーを始めるには,まず,グライダーを買わなければなりませんか?
いいえ.

B級取得マスターコースまでは,講習料に機体のレンタル料も含まれています.

最近のグライダーは,初心者にとっては高性能過ぎて,高く上がり過ぎてしまいます.まずは,スクールでお貸しする飛びすぎないグライダーから始めて,練習を積んでいただきます.
スクールでお貸しする機体も技術に応じて,徐々に,高機能グライダーにステップアップしていきます.

スクールでお貸しする機体でのフライトに物足りなくなってきた時点で,購入を検討すればよいでしょう.
目安ですが,NP証合格前後で購入するスクール生が多いです.

グライダーは,国産機,輸入機それぞれ非常にたくさんの種類があります.箱根パラグライダースクールでは納得のいく機材を選択していただく為に,スクール受講中は各コースともにスクール機材を使ってステップアップします.勿論いつでも機材購入のご相談に応じますので,気軽にご相談ください.

新品グライダーを購入していただいた方には,1年間の講習をサービスしております.




パラグライダーは,危険ではないですか?
いいえ.

フライト技術を身につけて,安全確認,フライト前のチェック,機材のチェック,フライトルールなど守るべきことを守っていれば,決して危険ではありません.グライダーの安全性も年々,格段に向上してきています.
技術がなくて,守るべきことを守らないと危険なのは,どんな乗り物でも同じだと思います.

気象状況が悪いとき,体調が悪いときなども,飛びたい気持ちを押さえて,我慢することも大事です.

安全なフライトに必要なことは,箱根パラグライダースクールですべて教えます.




パラグライダーを始めるのに,年齢の限界はありますか?
いいえ.

パラグライダーの機材(人によって荷物の量は異なりますが,15kg〜25kg程度)を背負って,少々山を登る体力があれば,年齢の限界はありません.

スクールには,50歳超の年配フライヤーも多く在籍しております.
(スクールでは,シルバー飛行隊と呼んでいる)

パラグライダーは,テイクオフしてしまえば,スタミナはほとんど必要ないスポーツです.




スクールに通いたいのですが,通える曜日が不定期なのですが・・・
全く心配いりません.

中学,高校のように,出欠確認を取るようなスクールではありません.
出席率が悪いからといって,とがめられるようなことは全くないですよ.
技能証取得コースの有効期限内のスクール開講の日で,あなたが参加できるときに,スクールに来てください.




1人で入校するのに躊躇しています.やはり,友達と一緒に入校した方がいいでしょうか?
いいえ,1人で全く問題ありません.

すぐにみんなと親しくなれます.
空飛ぶ人は,なぜかみんな穏やかな人が集まります.

スクールに通いつづけているメンバーのほとんどは,1人で入校した人がほとんどです.
友達と一緒に始めた人よりも,むしろ,1人で始めた人の方がスクールに継続して通う傾向にあるようです.

木にグライダーを引っ掛けてしまったときでも,すぐにみんなが助けてくれますよ.




パラグライダーは,女性には難しいスポーツなのでしょうか?
いいえ,女性に特別難しいスポーツではありませんし,むしろ女性の方が向いているとも言えます.しかし,やや不利な面もあります.




学科演習中の女性達


多くの女性の皆さんが心配しているように,体力面では,男性よりも不利ですし,重い荷物を背負うのは,女性には向いていないかもしれません.あと,不利な点は,グライダーの推進力が男性よりも劣ってしまうことです.つまり,強風中のフライトは,男性よりも女性の方が不自由になる可能性が高いと言えます.

パラグライダーの推進力の元は重力です.平均的には,女性の方が体重は軽いと言えるので,ほとんどの女性は,男性よりも推進力が劣ってしまいます.しかし,体重が軽い方が上昇するには有利です.

風が強いときには,重りを積んで飛べばよく,体重が軽い人はコンディションに合わせて特性を調整する手段がありますが,体重が重い人は,特性を調整するのは困難ですので,女性の方が有利だと考えることもできます.

また,パラグライダーは,体力勝負のスポーツではありません.ブレークコードの操作,体重移動などに繊細さが追求されるスポーツです.また,操作だけでなく,天候,風速,風向き,地形などの環境の変化を敏感に感じ取る繊細さも必要です.

ですから,パラグライダーで重要視される多くの要素は,女性の方が持ち合わせているという見方もできます.実際,経験的にも,女性の方が上達が速いことが多いように思えます,また,女性の方が度胸ある人が多いことも,上達が速い一因なのかもしれません.

一昔前までは,XSサイズのような女性向きのグライダーのサイズが少なく,グライダーの選択の面でも不利でしたが,今日では,発売されている多くのグライダーでXSサイズがラインナップに加えられるようになりました.また,国内外問わずパラグライダーの大会のほとんどで,女性部門が設けられています.それくらい,世界的にも女性フライヤーが増えてきていると言えます.フライヤーとしてだけでなく,インストラクターとして活躍している女性も世界中に多くいますし,当スクールの「うらら」も女性インストラクターです.

箱根パラグライダースクールでは,常に多くの女性が在籍し頑張っています.体験コースにも多くの女性が訪れます.若い女性はもちろんのこと,子育てが一段落して,自由になった時間を趣味としてパラグライダーを始める女性も少なくありません.

ですから,女性だからといって,心配は無用ですよ.



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